Yamawakiの独り言

子犬の刺激に対しての反応

 

【問題について】子犬に対しての刺激や痛みに対して個体差があり、さまざまな反応を見せる。
飼う上ではこの刺激に対しての寛容さがある犬を選ぶべきで、そうでない犬はそのパニックを起こすタイプを手に入れたとたん、その激変する態度に苦労することになる。その警戒心からくる行動をトレーニングで取り去るのにはかなり早い時期から、さらに時間をかけて失敗なく取り組まなければいけない。

 

【負の学習】
失敗とは噛まれてしまいパニックを収めることができないことをいうが、何度か噛まれてしまえば、子犬は噛むことに対して、刺激、痛みから逃れる方法と捕らえてしまう。

 

【実例】刺激に対する反応
45日から60日前後の子犬でも少し乱暴に首を猫掴みのようにして抱きかかえてみる。全く苦労しない犬もいれば、少し嫌がる程度の犬もいれば、首を掴んだだけで大騒ぎする犬もいる。

 

【実例】刺激に対する反応2
ブラシをかけてみる。上記のとおり全く苦労しない犬もいれば、少し嫌がる程度の犬もいれば、首を掴んだだけで大騒ぎする犬もいる。

 

【実例】刺激に対する反応3
子犬に首輪とリードをつけるときの反応も分かりやすい。
リードをつけた後、平気で歩く犬がほとんどで、犬が走ってリードを張ることに、つまり自分の首に強い刺激を受けても何の抵抗もなく引っ張り続ける犬が多数ではあるが、自分自身で引っ張った後、怖気ずき座り込む犬、パニックを起こしリードに本気で噛み付く犬といる。

 

刺激に対する反応に対しては、目薬や耳の薬などの日常的なケアと異なることをして、パニックを起こすこともある。

 

【実例】拘束を伴う反応
おなかを見せさせた時の抵抗感。全く抵抗しない犬、触りながらアマガミをして、少しの抵抗感も見せる犬もいれば、即座に暴れ、本気噛みを起こす犬もいる。

 

【実例】拘束を伴う反応2
前肢をもつ(オテ)をしたときの抵抗感。全く抵抗しない犬、触りながらアマガミをして、少しの抵抗感も見せる犬もいれば、即座に暴れ、本気噛みを起こす犬もいる。

 

【特殊な刺激に対しての実例】
排便痛→尻尾に対して”お前がやったんだろう”→パニックを起こし、尾を噛み、回転し続ける。犬からすれば尾は噛み続けることができないくらい短く、自分の一部としての認識がない。
本がみして痛みを自分自身に与えることができれば、その悪癖は収まるだろうが、それが一生できない。つまり犬からすれば、尾という悪魔に一生意地悪されていることになる。
排便痛がその犬にとって刺激的であるのが間違いないが、その程度はわずかでも反応してしまうかもしれない。

 

【人で同じ例えをすれば】
注射でパニックで痛がり、大騒ぎする子供もいれば、痛くても我慢ができる子供もいる。痛みに対しては個人差があり、老年層の関節痛なども個人差あり、ペインクリニックというものも人に関しては存在している。

 

【社会性トレーニングの限界】
子犬の社会性、子犬同士の喧嘩などで自分自身がやり過ぎた場合もリスク(強く噛めば相手に強く噛まれる)を覚えることも必要だが、よその子犬と寝食ともに暮らすわけではないので、かえって恐怖心を与え、逆効果も見られる。トレーニングでの改善行動はその範疇を超えた、一種病的な、言い換えることができるならキツネヤタヌキと変わらない野生的な独立心、警戒心を持つ犬も存在すると断言できる。

 

【交配からの問題提議】
警戒心の非常に強い固体は経験上、特に日本犬の一部、ハスキー、コーギーの少数によく見られます。犬種が固定された段階での交配にどんな犬(イヌ科の動物)が入ったのかまでを知ることも必要なのかもしれませんが、私たちレベルでは知る由もありません。
海外で繁殖されている日本犬ではこの傾向は少なく感じられる。最低限の親和のある犬が多い。ブリーディングする個体に対しての良し悪しの基準が違う。親和を重視した犬を繁殖することを第一目的にするべきである。そうでない犬は一般には流通させてはいけない。
現状日本ではうちのコが”かわいい”とか”儲かる”とか親犬が事故を起こした犬であっても、繁殖されることが多数存在し、その傾向がある子犬が広がってゆく事実もある。

 

【ペットショップの意義】
ペットショップは飼い主に対し、売る犬の特徴性格を飼い主の目的にマッチさせることが存在意義である。ペット市場で購入した犬に対してその性格に責任を持つべきだと思うし、プロとして飼い主の目的にマッチさせることが対価に反映されるべきである。
しかしながら、知識のない消費者にかわいいです、飼いやすいですのサジェストは目に余り、プロとしての役割を得ていない。店員のサジェストに関して、消費者も全て言いなりにならず見る目、主体観は持つべきである。

 

【飼う上での知っておくべきこと】
トレーニングでよくなる犬は生後の経験でなるいわゆる”飼いかたが悪かった”犬だといえますが、そうでない先天性の問題?(自然、野生っぽい)犬も存在して、憧れの犬との生活がとは違った結果になることもあることを知っておくべきである。

 

 

二重基準に気をつけろ

 

愛犬には言うことを聞いてほしい。アジリティで一体感のある走りをしたい、その一方でそれ以外の時間では他の人になでてもらったり、みんなの犬にしてしまっている。
みんなの犬は飼い主の言うことは聞かない。自分の犬か、みんなの犬か、決断するのはあなた次第です。

 

アジリティートレーニングの頻度

 

フランスでは口うるさくトレーニングは週2回までにするようにいわれてきた。週1のハンドラーも多い。それはサンデーハンドラーではなく、トップハンドラーですらあえてというところだ。
リングなどの防衛訓練をするプロたちやトップアマは週3という。

 

その理由として、

 

ケガの予防:週2回までにすることで犬に中3日の休養日ができる。仮にトレーニング中に些細な問題(ケガ)が起こったとしたら、中2〜3日の運動休養日でリカバリー(完治)ができる。
ハンドラーがまったく気づかずに頻繁にそのまま運動を続けることで重大なケガに移行する可能性が高い。剥離骨折やヘルニアなど一度なると厄介な問題も多い。

 

ハンドラーは犬が足を引きづったりして初めてケガに気付くが、そのときには長期の治療や、手術が必要な状態になってしまう可能性があることです。

 

集中力やモチベーションの低下:疲れてハンドリングすれば、ミスも多くなる。ハンドラーやおもちゃに集中せずに、コントロールを失ってゆく傾向がある。またスピード不足で悩むことにもなる。

 

アジリティはテクニックそのものよりもトレーニング習慣がすべての悪化につながることが多いものです

 

アジリティに服従が必要か

 

アジリティやるのに服従が必要ですね。と飼い主さんに言われると私は少し疑問に感じる。

 

服従って何だろう?オビディエンスって何だろう?
オビディエンスで好成績であってもアジリティでぼろぼろな犬もいる。逆もしかり。

 

オビディエンスができても本当の意味で犬を掌握できていなければアジリティは難しい。要するに必要なものは服従=オビディエンス競技ではなく、服従=掌握だということ。

 

すべての競技ににいえるのは、犬を掌握することが必要だということではあるが、オビディエンスを一生懸命やったところでアジリティに役に立つかどうかといったら、畑違いだということなのです。
フランス料理のシェフが中華料理の料理人としては素人なのではあるが、料理人としては共通項がある。

 

ヨーロッパのクラブでも服従を終わってからアジリティをはじめましょう!どのクラブもうたっているが、アジリティのインスタラクターやベテランハンドラーはほとんど服従競技には触らずアジリティの犬を育ててゆく。
それなのになぜクラブとしては”服従を終わってからアジリティ”というのか?

 

それは単純に運営上の問題。まったくの初心者がいきなりアジリティでは他のメンバーに迷惑をかけてしまったりするからである。犬とのコミュニケーションをとる練習をするのには走りながら行うよりもゆっくり行ったほうが初心者には優しいからというだけである。

 

コミュニケーションはオビディエンスもアジリティも必要です。その上で犬を掌握することも両方とも必要です。しかしオビディエンス競技とアジリティ競技は違うものです。

 

おもちゃを持った手や顔を見ながら飼い主の正面にまとわりついてくれればアジリティでは十分だといえます。

 

ただし呼んだら必ず飼い主の元に戻らなければならない約束はどちらも必要とします。

 

そういう意味で日常的な飼い主さんと愛犬とのライフスタイルとアジリティはマッチしやすいのではないでしょうか。

 

アジリティのよさ

 

アジリティをお勧めするポイントはいろいろあるけれど、一般の飼い主が犬とのコミュニケーションを知るために、もしくは必要なマナーを入れるために、また運動不足の解消にと利点が非常に多い。

 

服従(オビディエンス)に関しては私は普通のペットとして、少しのマテと完全なコイができれば十分だと思っている。完全なコイができれば、一緒に走ってもどこかに行ってしまわない。

 

トレーニングを知っている方ならわかるはずだが、コイが確実にできれば、引っ張ったりすることもなく、飼い主から不注意に目を離すこともない。コイといってすぐにかつ確実に犬がこなければ、紐を取り去ってアジリティをすることが困難だ。

 

私たちが”コイが来ないと困りますよ”とご指摘させていただいても飼い主様からすれば”紐がついてるから困らないよ”とおっしゃる方も多い。
ただアジリティをしたいのであれば、コイの必要性も分かるようになるし、ほかの犬の方ににフラフラすることは他の方の迷惑になったりすることを知ったり、犬との信頼関係の薄さを知ることになる。

 

マテもしかり、私たちがマテの必要性を説いても一部の飼い主様にとって”できたらよいけれど努力をするのはキライ”とおっしゃる事もある。

 

アジリティでマテができなければ、犬にあっという間に置いていかれる。犬より足が速くなければ少しのマテは必須である。

 

服従競技の歩調を乱さない脚側行進は一般の飼い主にどれだけ必要だといっても理解をしてくれる方はごく少数である。私もそう感じる。細かい犬の心理を知るためには必要なことであっても、年老いた犬にそういうことを望まないだろう。

 

ある程度飼い主に注意を払いながら紐を張らずに歩ければ通常は困らない。実際それでよいと思う。

 

肝心なのはやはりコイで、気になる犬もしくはキライな犬がいても、うれしい人がいてもキライなもしくは怖い人がいても、いつ何時もコイが来なければ、犬に危険性があったり、加害者になることもあるかもしれない。

 

ただそういうリスクをお話したところでも、”うちの犬は家の中だけだから大丈夫””紐がついているから大丈夫”とおっしゃる。なかなか完全なコイを実践していただく方は少ない。

 

ただアジリティをやるのであれば、コイで来なければ、ほかの練習者に迷惑をかけることになることを知ったり、トレーニング自体が成り立たないので、飼い主はやはり努力をする。そこがアジリティのよいポイント。

 

トレーニングは理論というよりもやはり動機が一番必要で、それに向かって飼い主が努力をするためにアジリティという競技は飼い主のモチベーションを高める非常によいトレーニングメソッドといえる。

 

 

特殊な犬

 

犬の訓練、しつけに携わる仕事をしている人で特別視するべき犬はいくつかあると思う。

 

その中でも普通にたくさん飼われている柴犬は特殊な犬といえます。
噛み付き事故をさせる頻度を起こす問題では多分土佐犬とは比較にならないくらい事例は多いと思う。土佐犬ではすぐに新聞沙汰になるが、柴犬にひどく噛まれて、救急車で運ばれても新聞に載ることはない。

 

柴犬は本能的で、狩猟欲が強い、その上比較的神経質な犬が多い。

 

それはいわば本来の猪狩などに使われるに必要なものであり、柴犬であっても性格を考慮して繁殖し、的確にしつけされた犬は飼う上では困らない。

 

しかしながら、それでいても神経質さのあまりにパニックを起こしやすい部分は他の犬と比べ圧倒的ともいえる。

 

そしてハンティング欲の強さに翻弄され、普段は良いものの、犬がピリピリしている際には腫れ物に触るような接し方をして行けば、主導権は握られ、飼い主は支配され、散歩中や係留中には常に、外部の人や犬に敵意を持って ものを追うような行動をしてしまう犬が多い。

 

テレビ番組で見たしつけされた柴犬の接し方をそのまま実践して失敗する方も多い。

 

そして一番危険だと思うのが何よりもその特性を知らずに、他人や他の犬にケガをさせるようなリスクを感じ取らないような飼い主が非常に多いと思う。”ウチの犬、怪我をさせるかもしれない””迷惑を掛けないように”ということの意識が希薄な方が多い。
他の犬種であれば、噛む事をせずにうるさく吠える程度だったりするものが、柴は攻撃的行動につながる割合が多い
危険性のリスクを知らずに家族だけではなく他人にもケガをさせ、処分に繋がるようなことは避けるようにしっかりとリスクを知ってきちんとしつけをして飼っていただきたい。

 

私どもでも仕事全体の2,3割の割合で柴犬の噛み癖の矯正をしていますが、数が多いだけでなく、過去の問題の起こし方(ひどく噛む、他人をケガをさせた)など特異といってもよいと思う。この特異な状況は私たちのような仕事をしていると、犬種別の警告を発するべき時期に来ているのではとも思う。しつけに自信がない方が飼うべきでない犬種は難易度をある程度色分けするべきだとは思います。

 

日本犬、一部テリア、ブル系の犬などはペットとしては気質が難しいことを周知することが大切なのではと思います

 

そういう犬は、気質にまでこだわっているブリーダーから飼っていただきたいですし、2・3ヶ月のうちから体のどこをしつこく触っても歯を当てないように慣れさせていただきたいものです。

 

給料制のご飯のすすめ

 

皿であげることでフードを与えることを続けることが普通だと思うかもしれませんが、犬とコミュニケーションを取りたければ、犬との意思疎通をより太くしたいと思うのなら、その皿で与えることをしばらくお休みにされると良いと思います。

 

皿であげることは私から言わせれば”配給制”です。社会主義の国の方法です。
頭を使うことをあまりしなくても”存在する”だけでももらえます。生き延びてゆくには配給制は楽です。ただし考えることをあまりしなくなります
ご飯の前のお手やオスワリは配給手帳を見せるようなものです。
いわばご飯の前の儀式です。

 

給料制にするには一粒づつまずは目が合ったら与えてみましょう。犬の名前を呼んでみます。ご飯を持つ手を見ながら”どうしてくれないんだろう”と犬は考えます。
そんな時1、2分もすれば飼い主の顔を見上げてくれます。手で誘導してはいけません。フードを持った手は目線から外した場所におきます。エサでつるのではありません。皆さんの給料は通常後払いのはずです。先払いではありません。ですから目が合ってからフードを上げます。餌で釣ることだけですと、犬は本質的な言葉の意味を頭を使って覚えようとはしません。

 

まぐれでも良いから目が合ったら一粒づつご飯を与えてゆきます。面倒ならば一掴みづつでもかまいません。

 

犬は必死に考えます。”どうしたらもらえるのか”

 

まぐれで目が一瞬あったらご飯を与えてゆきます。そんなことを何度か繰り返すうちに犬はさらに必死に考えます。

 

”そうか目が合ったらもらえるかも”

 

何度か繰り返すと犬は要領よく目をじっと眺めてくれます。

 

アイコンタクトは犬と人のコミュニケーションの基礎です。目が合っていないときは携帯でいえば”圏外”です。何を言っても通じにくいです。

 

目が合っていれば”圏内”です。犬とコミュニケーションが伝えられる状態です。

 

そんな基礎的な”遊び”もぜひ給料制を取り入れて、少しの間、頭を使う練習をさせてみましょう。愛犬は思った以上に頭の良いコだということに気づくはずです。

 

 

オススメの商品

 

ペットショップや獣医さんサロンで売られるペットフード。ペットショップさんでオススメのフードはと聞かれて何を答えるのか。
サロンで売られるペットフード。ここだけで売られる売れ筋のペットフードはと聞かれて何と答えるのか。
獣医さんが薦めるフード。こだわって使い分けているのか?

 

フードに関していえることは・・・

 

まず売る側もはっきり理解をしていない方が多ということ。私は前職の関係でリサーチを掛け開業獣医さん(十数人)やペットショップ多数、サロン担当者多数との話をたくさん持ちました。

 

獣医さんが独自にペットフードの専門知識を持ちあわせていないことやフード問屋さんやメーカーの担当者や展示会などでの商品説明に全く頼っていること。
それ以外の比較対象は全くしていないこと。をよく聞かされていました。

 

要するに少々詳しい一般の飼い主の方々とさほど変わらない知識しかもっていないということ。

 

メーカーさんの話ですからメーカーさんのいい話しか判断できません。

 

ペットショップでもサロンでも同じ。メーカーさんの話以外はせいぜい自分の犬に与える程度の比較での話しかできないということです。

 

ここでお話したいのはおすすめフードが悪いと言いたいわけではありません。

 

ペットフードというのはイメージで売る部分が非常に大きいということです。一定価格以上のものは大体同じと言っても良いのかもしれません。

 

裏話で言えば、ペットフード会社全てが自社工場で生産しているわけではないということです。下請けの工場が存在して、そこで数社のペットフードを同時に生産していることも多いということです。笑い話にならないかもしれませんが、ある会社のフードの中に明らかに他社のフードの粒が混じっていることも結構あります。(ハートのピノのようなものかも)

 

私は価格帯を分け20種類以上のフードをいっせいに袋を開け試食(私たち自身で)しました。

 

大体価格帯で味、触感は似通っています。それはそうです。実際工場のスタッフは価格にあわせてレシピを変えること、加熱時間の調整をするなど、全てキーワードは原価にあわせて調整します。価格帯が一緒なら大体同じ品質と正直に話してくれました。(某海外の下請け工場マネージャーより)

 

20ポンド35ドルで売りたければ、卸値は20ドル(ハイクオリティフードは大体4割が粗利)問屋利益が5ドルで運送コスト、パッケージ費用、デザイン費用、広告宣伝費、メーカー利益、製造装置運転費用などで原価は5ドル行くか行かないか。乾燥状態で20ポンドですから生の素材でいえば1.5倍から2倍の重さの原材料が必要です。※4倍という話もある

 

意外にプレミアムフードの原材料はそんなに高くないということです。

 

低価格帯フードはお店の利益はほとんどないといっても良いでしょう。薄利多売です。利益0の集客用フードもあります。(スーパーの特売の卵のようなもの)

 

原材料費でいうならばプレミアムフードと低価格フードとの差は売価ほどの差ないはずです。

 

そういうざっくりした計算は飼い主さんで知っておいてほしいと思うのです。

 

ある大手問屋さんはこういいます。”安いフードでも18年元気に育ちますから。お客さんのこだわりだけでフードの種類は増えます”

 

話は戻ります。

 

プロショップや獣医さんでオススメのフードとはずばり”一番儲かる、問屋から仕入れやすいフード”だということが多いということです。

 

あるサロンで売っているスペシャルフード”他のお店では取扱がされていません”というフード。

 

それは”売り方”の問題です。たくさん出回ると値段の過当競争に陥ってしまうので、小さなペットフード卸問屋さんが考えることなのです。この地区にはこのお店でしか売っていませんという限定卸であれば、小さなペットショップさんやサロンで価格競争に巻き込まれずに売るのに都合がよいのです。

 

飼い主さま自分自身が目利きになることが一番大事なのではないでしょうか。

 

 

誘導か?強制か?・・・惑わされるのは一般の飼い主だけ

 

犬のトレーニングをはじめる方の多くは本を読み漁ったり、しつけ教室に通った経験があったりする方が多いです。実際手法に関して”褒めなければいけない”とか”強制してはいけない”とか”しかってはいけない”とか断片的情報に惑わされてしまう方が多いと思います。

 

私もトレーニングの仕事を始めていろいろな情報や海外に勉強に行ったり、競技会にいったりして犬の表情やハンドラーの注意点を盗んだり、しながらスキルをあげていますが、はっきり言えるのはどんなトレーニング理論を展開されている方も、ハンドラーのいうことを聞かせる競技に関しては、説明の方法が違うだけで基本は全ての手法においてのプロセスは同じだということです。

 

しかってはいけない=叱るようなことをさせないように強制(誘導)する
褒めなければいけない=犬がもっとも学習が早いことは”叱ること”だけれどそれを多用すると犬が飼い主を嫌がる。その理由で褒めることを多用する。褒めることは学習の速さで言えば叱られることよりも劣るが学習回数をたくさん行えるメリットがある。

 

強制は必ず必要。良いことをはじめから犬はしないので、それを引き出すには強制します。ただし”強制”という言葉が気に入らなければ”誘導”とか”強い意志を持って”とか”根気”という言葉に置き換えます。

 

強制をしたのちご褒美にありつけることをすばやく教える。これがいわゆるタイミングという問題。
例えば強制を20回繰り返し、ご褒美に20回ありつけられるなら、この儀式は多くの犬はもはや強制ではなく、自発的にしたがる行為にすり替わります。

 

ただこういう風にかくとしつけに困っている方からみて、強制?かわいそうなことするんじゃないの?とかということになりますのでお客様受けが悪いということになります。(へんな言い方で恐縮ですが)

 

そこで誘導という言葉を使いますが、誘導とは強制的誘導でなければいけません。犬によっては強制という言葉がふさわしくないくらい簡単に誘導できるかもしれませんし、犬の今までの悪習慣や気質によっては強制ということが当てはまってしまうようなことになるかもしれません。

 

強制的誘導を使わないとどうなるか、犬が飼いのさせたいことが理解できません。
オスワリといってにこにこしながら見つめてくる飼主い主に犬は体をかいたり、あくびをして主張します”あなたの言っていることは意味が分からない”

 

トレーニングで一番いけないのは犬に迷わせる教え方です。自発的に犬に飼い主のさせたいことを思ってもいつまでもしてくれないばかりか、飼い主の言うことに対して耳に栓をして聞こうとはしてくれません。はじめは犬はご褒美を持っている飼い主からどうやってご褒美がもらえるか努力はしてくれていたはずです

 

その為に理解を引き出すために目標までの”小さな階段”を用意します。階段を一歩ずつ進めるにはそこで強制的誘導をします。階段が小さいほど強制的誘導は小さくはなります

 

例えばオスワリを教えるにはオスワリという合図の後にリードを後ろに軽く引っ張り、お尻を地面の方に押す”強制的誘導”を入れるはずです。
その後に犬は犬の好むご褒美にありつけます。10回も続ければ飼い主はお尻を押す力が少なくなり、犬は自発的にオスワリという言葉の意味を知ることになります。おおむね20回も続ければリードと手を使った強制的誘導は小さな力で済み、犬はご褒美を期待します。最終的には全く強制的誘導は必要がなくなります。

 

人の言葉を理解させるにはおおむねこの方法をとります。

 

言い方が異なる獣医、学者、トレーナー、愛犬家がいるかもしれません。基本はだいたい同じです。

 

例えば人に対して常に警戒心を持つような犬に人の言葉を理解させるには簡単な理解ですらとんでもない時間と強制的誘導を必要とします。
簡単な犬のレッスンしか行わないしつけ教室の先生やドクターは難解な犬に対して”精神異常”というレッテルを貼っておしまいかもしれません。
保健所一歩手前の犬たちのしつけを引き受けるということは非常に困難で時間がかかり、学習以前の犬のパニックを落ち着かせるにあたり若干の手荒に見えることもせざる得ないこともあるはずです。そういうトレーナーを私はすばらしい責任感だと思いますし、批判するようなおいしいお客さんしか受け入れないインストラクターも存在します→イギリスの例

 

もし全くの自発的行動だけから行動を引き出すことができるのかといえば、できなくもありません。ただたくさんの行動を教えるには犬に失敗させる経験が多くなります。
失敗が多いとどうなるか?そういう方の下で育ったら、きっと犬は人の言葉に迷い続ける犬になりやすいです。
人の言葉にあくびばかりしたり、体をかき続けながら”この人の意味はいまいち訳が分からない”と主張し続けながら、相変わらず犬に意味不明の言葉を掛け続ける飼い主という”一方通行”の関係が続くことになります。

 

 

犬のしつけをするキーワード

 

私たちが伺って犬を判断する上でのキーワードをこっそり書いておきます

 

神経質さ

 

自信の有無

 

警戒心

 

 

といったところでしょうか。

 

実は甘やかすからダメ、べったりだからダメといったことはあまり犬の問題行動に根幹とは関係がない気がします。犬の個体差を知ることが大切です。

 

神経質な要素で犬がこれからのトレーニングに対しての拒絶間の強さを測れます。些細なことでパニックになるかどうかは重要な要素です。

 

そして自信の有無。自信に対する対象は、全てのものにいえます。他犬や人一人一人、場所や階段などの障害物など、犬に接するもの全てです。対象に対して自信があるかどうかは犬のすべての行動に繋がります。気が弱い犬でも自信をつければ行動に対して強さが出ます。やって欲しくない行動の根深さはは自信の有無によるでしょう。つまり経験値です。もちろんやらせたい行動の根幹を作るには自信の強さによるでしょう。毎日が良いことも悪いこともその行動に自信に繋がったり、なくしたりしてゆきます。

 

警戒心の強さは神経質さに似るところもありますが、野生に近い動物であれば、警戒心は強くなります。飼い犬であっても警戒心の強さが育てることを困難にします。やって欲しくないことを誘発するのも警戒心の強さによるともいえます。警戒心が強いのなら飼う環境を見てやる必要があります。

 

そして欲です。犬はハンティングをする動物ですから、獲物を追いたい、噛んで、振り回したいという欲を持ちます。悲鳴を聞けばさらに強く噛もうとする犬も普通にいます。街を歩くものが”獲物”になってしまうようでしたら、飼う上では困難が待っています。欲の強い犬はハンティング欲をオモチャなどに向けさせること、車や人や自転車や犬や猫などをハンティングの対象にさせないように十分注意することが必要です。上手に使えば、欲のある犬はご褒美が入りやすいトレーニング意欲のある犬ともいえます。

 

なぜか知りませんがトレーニングにお越しいただく方の犬種、気質は非常に似通っています。同じように飼っても問題で困るコとそうでないコがいるのです。問題になる要素があるのなら対策、考慮して育てるようにするべきでしょう。

 

陽性トレーニングに固執しない!

 

犬の動作を態度を教えるだけ考えると褒めて伸ばすことは当然です。

 

犬も人も褒められて伸びます。当たり前すぎることですが、これ自体テクニックでもなんでもなく、子供のしつけと全く同じです。褒めれば犬も子供も喜んで取り組みます。

 

ただ人も犬も生きる上で、毎日平凡に暮らせるとよいですが、そうはなかなか行きません。
さまざまな予想外の困難に出くわすことがあります。犬の場合、突然犬に襲われたり、臆病な犬であれば大きな物音やたかだかコンビニの旗がパタパタと風に舞うくらいでパニックになります。

 

犬の図太さ、動じない精神ということは落ち着きにも繋がります。

 

持って生まれた性質は強く現れますが、皆さんの愛犬が臆病な要素を持っているのであれば、強くたくましく育ててください。些細なことでパニックを起こしたら、すぐに落ち着かせてやってください。これには何のテクニックもいりません。お尻を押して座らせるだけです。

 

それに関しては強制してもかまいません。座らないのであれば犬は”落ち着けなくて座ってられない”のです。小学生の子たちが授業中に座って授業を聞くのとまったく同じことです。

 

何かを教えたければ、犬にまず落ち着かせることです。そこからトレーニングが始まります。しないのなら飼い主の一貫性を伝えるため必ずさせ続けます。そこで犬はガマンを覚えます。精神的に一歩成長することになります。

 

たまたま足を踏んでしまった犬が飼い主にガブリとしようとする。こういった犬は大抵強い触り方をすると口を手に向けてきます。”かむぞ”というわけです。

 

意地悪ですが、犬の体を揉んで見ましょう。”つまむ”に近いもみかたを時々入れてみます。噛むリスクがある犬は必ず首輪を持ち、万が一に備えます。また時々肩たたきの強さで平手で犬を激励してみましょう。

 

強く手が当たるだけで萎縮したり、怖がったり、切れることのないような犬にしましょう。

 

そういうハードタッチをしてゆくことで犬は繊細さは少なくなります。”この程度”でおこったりパニックになれば当然獣医さんの治療も犬は苦痛になるでしょうし、いざというときに困ります。

 

何か”芸”や”新ネタ”を教えるときは褒めてで調子に乗せることは当たり前です。
ただ芸ができたところで何の意味も持ちません。
我慢強い寛容な犬を育てること普通のペット飼いには一番大事なことだと思います。

 

こんな質問を受けることがあります

 

”ヨーロッパ式しつけ方”は陽性トレーニングだよね。褒めて犬をのばすんでしょ?

 

私はヨーロッパ式のトレーニング自体、何それとピンときませんが、あえて言うならしつけ方は日本よりもかなり厳しいです。
ヨーロッパ式しつけとあえて言うなら、褒めるのは当然。でも”駄目なものは駄目というしつけ方”といえるでしょう。
彼らはこう言います。
”いじめているわけではない。ダメなものを次にさせないようにすることが何故いけない”
私がした意地悪な質問にもこういいます。
どこでヨーロッパ式基準が=褒めになったのかは私は理解ができませんが、実際海外駐在歴の長い方なら私の述べていることは理解できると思います。
ヨーロッパは子育ても犬育ても”厳しい”です。
犬も人も褒めらて、伸びます。指導されて、考えます。指導されないコはプライドが高くなりすぎたり、繊細すぎる性格になりやすいと思います。人生も犬生は喜びも困難もたくさん待っていますから・・・。

 

 

愛犬と会話できますか?あえてエモーショナル(感情的)ドッグトレーニングのすすめ

 

意外に多いのが愛犬が笑っている、喜んでいることや、困っていたり、ピリピリしたり、緊張したりという表情の変化が読み取れない方が多いと感じます。

 

表情自体は人の顔の筋肉の動きと同じで、動物が持って生まれているものだと思います。目の周りの動き、リラックスすれば目の周りの筋肉は力が入っていないし、緊張しているときは口が閉まる。人の表情を読み取るというのはコミュニケーションの基本ですが、相手の顔色を見ながらということが苦手な方が多いのかも。

 

犬のしつけはコミュニケーションを作ることそのものですから、犬の表情を常に観察してみましょう。顔の筋肉の動きを見て、どういう気持ちなのか、読み取る練習をしましょう。特別に勉強しなければいけないものでは決してありません。表情の動きを人のそれと同じで結構です。
もう一つは犬に伝える表現方法もあわせて衰えてしまっているのかもと思います。
現代人は伝える能力も非常に形式的です。電話やメール、形式的な伝達が多いせいか、犬を喜ばせる能力や時に厳しい態度を見せることも”退化”してしまっているのかもしれません。
それができなければ、犬に自分の気持ちや要求を伝えても伝わらないことが多いと思います。また存在自体を溺愛や嫌悪してしまうと犬の気持ちが見えず、愛情を与えっぱなしや叱りっぱなしになってしまいます。
”犬のしつけは会社の人材教育と共通する!”とおっしゃられた飼い主様もいらっしゃいましたが、犬も人もコミュニケーションの共通する部分は多いと思います。

 

さあ皆さんテストです。エサやオモチャなしで犬を喜ばせることがあなたはできますか?

 

 

犬の傾向、限界を理解してあげましょう

 

犬は本能的です。人工的に作られた犬たちは警戒心が少なくなった代わりに、作業を自動的にしてしまうという強烈な本能を持ち合わせています。DNAでインプットされているのです
ボーダーなど牧羊犬の系統やテリアの系統や猟犬であれば動くものを追いたがります。

 

それも自分の足がほとんど機能しないくらいのケガをしても、追い続ける犬もいます。痛みに鈍感な犬は自分の限界をこえてしまうことをしてしまいます。
当然こんな暑い時期であってもフリスビーやボール投げに興味がある犬は、例えば”暑いからやめます”なんてことはありません。熱射病で倒れるまで走り続けます。

 

つまり犬が”したい”から”したいまま”させていては当然飼い主の管理失格です。
犬を理解するということはそういうことです。

 

車が来ているのに追っかけてしまう傾向を放っておけば、リードが手から滑ってしまった瞬間犬は車にひかれます。こういう犬は死んでも理解はできません。仮にケガで済んでも、また同じようなことを車がくれば追っかけようとします。

 

こういう場合、”この犬は車が来れば追っかけたくなる犬だ”ということを十分認識させる必要があります。

 

大事なのその上で、犬になにをさせておくべきなのか、どうコントロールするべきなのかを飼い主が十分理解しておくことです。この点について犬に曖昧さは少しも必要ではありません。
ずばり優先順位を理解させなければいけません。それが飼い主が犬を守ってあげることになります。
多くの飼い主さまは”このコ普段はよい犬です”。とおっしゃいます。
それはどの犬でも同じです。いつも問題行動を起こす犬などいません。犬の傾向(したがること)をしり、対策を打っておくことが自分の愛犬を理解することであり、愛犬のよい性格形成になり、愛犬を守ることになります。

 

犬はどの犬も同じではありません。ですから自分の犬を知ることが必要なのです。

 

 

 

動物病院は飼い主の考え方次第

 

犬は直接言葉を話さないので体調が悪いときに飼い主は心配になってしまう。ただ一日くらい下痢をしたり食べないくらいでは大したことはないことが多い。

 

ただ獣医さんにとっては心配性な飼い主さんは重要な収入源かもしれない。検査だ、薬だといって本来予定のなかった費用も結構掛かってしまう。
私たちのレッスンで伺っている飼い主様、この方は人のお医者さんでその体調の悪い愛犬を見てもらった時のこと。

 

”心音が悪い気がします。心臓の検査をしましょう”
”心電図をとってみたら、波長がおかしいので、心臓がよくないようです。しばらくは心臓の薬を長期間摂取し続けてみてください。”

 

そこでその飼い主さま心電図を見れば一目瞭然。
”この心電図はどこがおかしいのが理解できません。私は人の医者ですが。”

 

その後その獣医さんはその飼い主さんにあたふたして何も説明ができなくなってしまった。

 

よく思い返すとその獣医さんに通っている飼い主さんの多くが”このコ心臓がわるいから薬お一生飲まないといけないの”とお話されている方が10人くらいはあっただろうか。

 

ある意味それは獣医さんのマーケティングであり、一生続く薬を飲むことはよい継続顧客をつかむ安定経営に繋がることになる。

 

体調の悪いと思った飼い主さんに対して、
”このコはちょっと体調を崩しただけだから放っておけば治るよ”
といってしまうことが名医なのか

 

それとも
”それは大変だね、これは○×病かもしれませんから検査をして、薬もたくさん出して・・・”
どちらが好みなのかは飼い主様次第にもよるだろう。
ただ家畜の獣医さんは手荒い。縫うくらいの傷であっても、”その程度なら放っておけば直るよ。一応抗生物質だけ飲ませてといて。”

 

どちらがよいのか、微妙な問題だけれど、私の考えでは”運動””生活環境””食事”の3つのポイントを抑えておけば体の機能が健全化される。いわゆる未病という段階が大事。

 

強い薬は毒でもあるし、一時限定的に使うようにしないと体も弱くなる。ブランも薬を打ち切った。あのまま獣医さんに行っていたら、”一生飲まないといけない”薬を今も飲み続けながら、体は細くなってしまったことだろう。いまではおかげさまで・・・。

 

犬の場合は特に治療の手立てがない病気も多いけれど、もう一回日常の犬の生活の質を見直したらいかがだろうか。

 

それとあわせて”いつもより元気がないというサイン”は一番の黄色信号。これは飼い主にしか分からないはず。そこが見極められることは飼い主として必要なことではないでしょうか。溺愛せずに愛犬をよく観察してみましょう

 

その上で上手に獣医さんに利用しましょう。獣医さんが一番愛犬の状況を知っているのではありません。飼い主の皆様が普段との違いを冷静に理解できるのではないでしょうか。

 

犬のトレーニングとは犬の言葉を学ぶこと

 

トレーニングをするということは犬に言うことを聞かせることをイメージする方が多いですが、実は犬の言葉を理解することであったりします。犬はさまざまなシグナルを出しています。それが理解できるようになると、犬は残念ながら飼い主のことはあまり考えてくれない、目先の利益を追求する動物だということに気づきます。まるで人の幼児と一緒だったりします。ただ犬の言うことばかり聞くのであれば、動物園の柵の中と同じく、何をされても”仕方ない”で済ませていかないといけません。

 

犬の驚異的な能力は人の伝えたいことを理解する能力が非常に高いことにつきます。人のしたいことも理解し、行動できます。これは動物の中で犬が随一なのではないでしょうか。しかも自分の本能をかなりコントロールできるということです。吠えたいから吠えまくるのでは迷惑をかけない山の中でしか飼えませんが犬には吠えてはいけないことも理解できます。
良い飼い主は良い犬語の通訳者といえます。
この意味が理解できればトレーニングしていることは無駄ではないはずです

 

 

迷いと中途半端

 

犬のしつけ教室を何箇所も変えた後に私どもに見える方もたくさんいらっしゃいますが、やはり一番よくないのがそれぞれ中途半端に終わってしまうこと。それは手法がいけないとかというものではなく自信をなくした飼い主さまの迷いが犬に伝わるということ。
以前にも記載しましたが、迷いや飼い主さまの気力が不十分なときには確実に犬に伝わりますので、飼い主さまのメンタル面を十分にお休みをした上で取り組むことが必要です。
普通のしつけ教室や訓練所のインストラクターが扱えばほとんど問題なく、時間をかければいきいきと育つものですが、飼い主様が迷いながら進めて、あちこちと迷い続けることがかえって犬に伝わるものです。
特に日常しつけで問題が出るタイプの犬はナイーブで、問題のすくない犬であれば背心的に自立していますので、それと比べればかなり飼い主さまのメンタルに影響されます
そういう意味では犬が好むかというよりも飼い主が好むのかで選べばよいと思います。

 

 

無駄吠え 怖がりか本能的か
”うちの犬は散歩中吠えるの”とおっしゃる飼い主さま方のたいていは自分の犬が気が強いと理解されている方が多いです。

 

他犬に吠える傾向の強い犬は二通りに分かれると思います。一つは吠える事で追っ払えた自信をつけた後天的な吠えタイプ。社会性の少ない、もしくは吠えることを繰り返ししたことで自信をつけただけですから比較的改善は簡単です。しかし犬の吠えている動機は”怖くてしかたがない”のでかなり追い詰められている状態です。後ずさりしながら吠えているか、吠えている際に噛み付いて追っ払った経験を伴うと攻撃的な要素もでることもありますが、噛む行為自体の積極性はやや少ないと思います。

 

もう一つは先天的な本能的なタイプ。

 

何かを追い立てるように吠えまくります。ちょっとやそっとは止まらない。どちらかというと動くもの全般に反応しますし、臆病さはあまり気にならないようなタイプ。リードが離れたら間違いなく一目散に飛び掛りに行ってしまいます。耳は前方を向き、非常に自信あふれる行動が目立ちます。

 

犬種的な要素も強いです。コーリーや牧羊犬全般。ワーキング系テリアなどが多いです。

 

それぞれ素地があって、それが強化された状態であると思います。強化に際して、いろいろな条件が加味されることもあります。それによって吠える対象が変わることもあります。

 

 

 

噛み犬の特徴

 

さまざまな噛み癖のある犬を見てまいりましたが、ほぼ100%の特徴として神経質な素地があるということです。例えば大きなもの音に反応したり、虫を噛み付くようなそぶりがあったり、マンホールや側溝のふたを踏むのを極端に嫌がったり、風の日になると嫌がるなど、特定の物事に嫌悪感をしめしたりします。実際雨や風の日になると噛み付いて首輪がつけられないとか体を拭かせてくれないとかいった電話をいただきます。

 

神経質な犬はパニック的行動を生み出し。怖くて思わず噛み付くような事件が起こってしまいます。
しかしながら一度かみつくことをしだすと飼い主の素肌では簡単に犬の牙にひれ伏すことになり、犬と付き合うことに緊張感が生まれます。その時点で神経質な犬は”暴君”に変わり、家の中で王様の振る舞いをしだします。

 

そうなる前に自分の犬の神経質な要素、特にパニックを起こすような事柄に対して徹底的に慣れさせることをしてゆくべきでしょう。

 

 

飼い主の強さと犬とのバランス

 

犬にも自信家でめげることの少ない犬もいれば、気の弱いもしくは警戒心(疑い深い)犬もいます。
この点で飼い主とのキャラクターとのバランスによって相性のよいコンビ、相性のわるいコンビがあると思います

 

例えばのんびり飼いたいという大部分の飼い主さまにとって、欲の強い犬はもてあまし、その欲を生かしきれずただの暴れ犬に見えるでしょう。
逆に横柄で我の強い人が気の弱い自信のない犬を世話をすると”なんて気の弱い犬だろうか”と考えるようになります。
気が弱い犬は追い込むことで噛むなどの問題行動を起こしますし、欲の強い犬は本能的行動によって噛むこともあります。

 

逆の組み合わせであればすばらしい犬だと理解することになります。

 

私たちのように何匹も犬を飼育するチャンスがあると犬の気質に勉強させてもらうことがたくさんありますが、一般の方にはそういうチャンスは少ないはずですから、やはり重要なのは自分にあった犬を選ぶことになります。

 

 

わがままの限界、悪いのは誰

 

人が食事をしているときにワンワン要求吠えするので少しだけ食べ物を与えたその後食べている間ずっと吠える→その時間帯にものを与えれば吠えるに決まっています

 

朝2時に吠えるので、トイレに連れて行ったら静かになった。朝4時にも吠えるのでおやつを与えたら静かになった。走したら朝の6時にも吠えるので散歩に連れてゆきます。→どこまで付き合えますか?犬は限界を知りません。

 

うちの犬はごはんを喜んで食べません。初めはドライフード。初めは喜んで食べたのに、そのうち食べなくなったので缶詰に変えました。そうしたらものすごくよく食べましたが、しばらくしてまた食べなくなった。それで人に聞いたところ”ささみの湯がいたのと野菜を合えるとよく食べる”と聞いたので与えたところよく食べました。しばらくするとそれもまた食べなくなりました。いろいろなものを与え続け、今では牛と馬の刺身です。はじめはよく食べたのですが、それも今ではほとんど食べません。体重も3分の2以下になってしまいました。獣医さんで検査しても”健康”だと言われます→最悪の連鎖はどこかでとめなければいけません。

 

皆さんはお気づきですね。犬の問題は飼い主の妥協から始まることも多いです。一度間違った学習をすると直すのは大変です。

 

 

飼い主のモチベーション

 

犬に良いことを教えるために大事なのはやはり表現力でしょうか。感情的になってはいけないといいますが、やはり表現力が乏しい方には犬を喜ばせることが難しいと思います。淡々と条件づけだけでトレーニングしてゆくことよりもやはり通じ合っていると思いあえるようになったほうがペット的だと思います。そういう意味でペットは人間の言葉を理解してゆく学習が必須になります。
飼い主の言葉、表現を理解させるにはやはり飼い主さまが犬の”先生””親”となり手とり足取り教えてゆくことが必要です。
毎日根をつめて行うより、飼い主さんの気持ちが充実したときに行うべきです。生活にいらいらしたり、時間が差し迫ったりするときに行えば当然、犬にも”強いる”ことになり、怒りっぽい先生に犬からすれば見えるでしょう。
そういう時は思い切ってトレーニングはやめてしまうべきです。気力十分なときにトレーニングすればよい結果が得られると思います。

 

 

 

犬にもプライバシー?

 

放し飼いはストレスがないかどうか?犬によるでしょう。犬の気質によりますが、一ついえることは24時間のフリーというのは犬とって気が休まらないということです。
フリーといっても犬の放し飼いの場所は人間が決めます。犬が落ちつく場所がない、もしくは犬の落ち着く場所がないようなら常に犬は落ち着かないことになります。
なぜそいうことが起こるのか。犬はもともとは警戒心が強い”動物”です。危害のある存在には警戒し、攻撃もしくは逃亡して解決を図ります。通常警戒とは吠えることになります。
よく吠える犬は落ち着かない、絶えず警戒していることになります。
実際普段から吠えまくっている犬たちは放し飼いもしくは外で見晴らしのよい場所で飼われている犬が多いです。
些細なものに怖がらないようによく散歩にでるのと合わせて、居心地のよい落ち着く環境つくりをしてゆくことが大切です。

 

あなたは24時間過ごすなら、ガラス張りのカーテンもない部屋で過ごしたいですか?それともプライバシーが保護された場所ですごしたいですか?

 

 

トイレトレーニングの推移

 

トイレを理解していない子犬を放し飼いすれば、当然好きな場所でしてしまいます。それと合わせて犬は自分のハウスではしたがらないこともあります。少し離れた場所でしたがることもあります。
トイレはさせたい場所でさせることに尽きますので、ある程度計画的にさせてゆくことになります。
させたい場所で半分くらいさせられたら完成までは時間の問題です。根気欲く失敗しても仕方ありません。そんな感じでじっくり取り組みたいものです。小型犬であれば半年くらい、大型犬で8ヶ月くらいでほぼ100%になればよいかと思います。
ちなみに神経質な犬であればあるほどトイレに関してはうまく行きます。神経質な性格からくる問題で一方大変さもあるかもしれません。

 

 

 

他の犬に慣れる方法は
犬になれないので毎週ドッグランや犬の多い公園へいってみるけれど全くよくならないばかりか悪くなってしまう!という方が割と多く見られます。
問題はそこでの経験です。犬が落ち着くまでいられずに帰ってこれば当然犬は”吠えまくったから相手が逃げていった。これからも吠えまくろう”と考えてしまうわけです。
頻繁に会う犬であれば多少ケンカさせてしまっても、よいかもしれません。(ただし大怪我の可能性あり、自分の家の犬同士でなければ現実的ではない)
放し飼いの多い公園やドッグランはどうしても不特定多数が多く集まります。中には自分の犬をコントロールさせられない方もいますし、自分の犬がそういう場所で”恐怖”を感じれば、”恐怖”を拭い去るまでに相当の時間がかかります。
犬に慣れさせたければ、犬とふれあうのは生後半年から8ヶ月くらいまで。それ以降は犬を見ることだけで慣れさせたほうが現実的です。その結果、相手の犬は何もしないことを学ばせるべきです。
その場限りのお付き合いでは、犬との相性が悪ければ触れ合わせても慣れるのは難しいと思います。
もちろん毎日に近く頻繁に会う犬はあわせる価値はあるでしょう。しかしそれでも馬が合わないことはどうしてもあります。人間でも同じことで、誰とでも遊ぶことは不可能でしょう。好き嫌いあるはずです。
それにも増して犬は本能が強いですから、どんな犬とでも楽しく遊べることは現実不可能だと思います。

 

一緒の空間で過ごすこと自体はできます。そこを目標に誰が来ても落ち着いていられる犬をめざしましょう。

 

 

服従訓練は”服従”させることではない

 

よく服従訓練をするとモチベーションが落ちるといわれますが、私はそうは思いません。手間をかければ、かえって一緒に歩くことが犬は楽しく歩くようになりますし、実際訓練競技会に出ている犬たちが飼い主に服従しているとは私は思いません。いわゆる服従という意味ではなく共同作業といえるでしょう。
喜んで言われたことをこなすことがなければやはりポイントは低くなりますし、環境変化に戸惑う犬も多いです。
アジリティも服従競技会やIPOなどの競技を両立している方もたくさんいらっしゃいます。

 

服従という意味で言えば、”あなたには逆らいません従います”という意味でありますが、完全に萎縮した犬は”飼い主に反抗しない約束”は飼い主にするかもしれませんが、生き生きと命令作業をこなすことはできません。

 

そういう意味で犬のやる気を生かしながら、作業をこなす練習をすることが服従訓練といえるでしょう。そうなるとよくある質問として、”私の言うことをきかせたいので、いちいちご褒美を上げないようにしたい”とか”エサがあるということを聞く”といった声を頂きますが、やはりトレーニングの中では犬と飼い主が考えることに違いがあります。それは

 

犬→ご褒美が欲しい、本能欲を満たしたい

 

飼い主→飼い主の言うことを聞かせたい

 

ということです。あくまでも犬は自分の欲を満たしたいことに追及してゆきますので、やはり日頃のトレーニングに褒美は必要になります。

 

そういう意味で釣った魚にえさはあげないようでは飼い主の魅力も半減してゆくでしょう。もちろん日頃のトレーニングがうまくいって、直接的ご褒美を与えないように(えさでつらない、できたらすばやく与える)トレーニングを行うことでご褒美がなくてもとっさの出来事に対する指示は全く問題なく、反応は落ちません。

 

しかし習慣化したい問題(散歩でひっぱらない、トイレの問題、静かにケージで待っている、食事中足元で寝かせたいなど)は報酬ではなく習慣的出来事として、基礎のトレーニングが済んだら、ご褒美なしで教えてゆくべきだと考えます。

 

例えば食事中に足元で1時間でもゆったり待たせたいのに、後でご褒美をもらえたら、犬はやはり気になりそわそわ要求行動を起こすようになり、無駄にしかったりする羽目になります。

 

しっかり区別しておきたいポイント

 

日常的習慣化→最終的にはご褒美なし

 

新規のトレーニング、習慣化スタート、モチベーションが伴うもの→常時褒美や遊びを取り入れる

 

 

 

しつけと訓練の違い

 

一言で言えばしつけは日々のこと。例えば、トイレを覚えさせたり、体を触ることだったり、散歩中飼い主に合わせて歩かせることだったりといったことだったり無駄吠えをさせないといったことだったり、人や犬や自転車やバイクなどを見ても興奮しないようにすることでしょう。要するに日ごろから困ることのないように一緒に生活することです。一部大変なこともありますが、基本的に飼い主が根気よくかつ毅然と教えてゆくことだったり、誘導して悪習慣をつけないことだけですから、そんなに難しいことはありません。ただしぬいぐるみのようなマスコットとして犬を飼うとイメージとは違う大変さで忙殺されることでしょう。

 

訓練はトレーニングとい言いますか、特定のことを覚えさせ、それを最終的には犬が理解をして、楽しくかつすばやく行うものといえるでしょうか。お互いのコミュニケーションの理解度を増すことといえるでしょう。
芸といえば芸でしょうし、オスワリやフセといったものというレベルからもう少し複雑なものまであります。においを探し当てたり、ドッグダンスだったりアジリティだったり飼い主の動きや言葉に合わせて犬が作業を行ってゆきます。

 

訓練というものを進めるにあたって必要なことは人間の言葉を犬に理解させることだったり、犬の気持ちを読み取る、犬語を学ぶことだったりすることです。犬語を学ぶだけだったら、犬の言うことを聞いてあげるだけになるでしょう。犬にも人間の言葉を理解をさせてゆくことになります。つまり人は犬語を学び、犬は人間語を学ぶことになります。

 

ロボットのような犬にしたくないのでしたら、私は多少の喜怒哀楽を含めた表現をぶつけながら犬に教えていったほうが犬は飼い主をよく理解すると思います。ペットとしては飼い主を知ることは大事なことだと思います。
犬と深い理解で結ばれたいのであれば、訓練というジャンルを深めることは非常に大事だと思います。

 

訓練するときは一つの人と犬のチームといえます。いろいろなことを教えて教えられながら、お互いを知ることになります。
時にうまく行かないときもあります。うまくいかなかったときに”何でできなかったのか”を知り当てることが犬を知ることになります。
部活動や仕事で困難を乗り越えてゆくことと同じで、より強い絆で結ばれます。言い方は悪いかも知れませんが、日ごろ散漫と可愛がられているだけの犬とは飼い主への理解が違ってきます。

 

その結果強い絆と信頼で飼い主と犬は結ばれてゆくことになりますし、しつけをする際も簡単になります。

 

 

 

”訓練犬”が苦手なこと、”家庭犬が苦手なこと

 

”訓練競技”に長けた犬は万能かいえばそうでもありません。訓練競技を突き詰めると苦手なこともあります。例えば訓練犬は30分や1時間の長時間で毎日ののんびり散歩は苦手でしょう。(といよりもさせない)
訓練競技会=上級者という形に思われがちですが、競技会を目指すには”犬の欲”を持たせることに神経を使います。簡単に言えば、横に歩くことを犬自身が意欲的に行うようにするために、日頃から長時間の歩行やだらっとまったり飼い主のそばで過ごすことは犬のモチベーションを台無しにしてしまうことになります。ですから競技会で好成績を目指すとなるとゆったりまったり過ぎる犬は敬遠されがちです。
短時間で集中させることで犬のやる気は育てることができますが競技会や訓練所や練習場所は公園や河川敷のような場所が多く、血統的にすばらしい優等生であればよいですが、少し気の小さな犬は雑踏や街中やあらゆる場所での対応も合わせて考えなければいけません。
実際競技会でよい成績をとっても、日頃からモチベーションが高くて困る犬も一部います。
競技会で成績が良いハンドラーでも競技を終われば日常の常識を理解していない、嫌がっている他人に飛びつかせることを認めてしまっている人も一部みられます。
一般のペットとしての犬に必要なことは盲導犬のようなあらゆる状況下で待ったりとすごせることだと言えます。訓練競技で長けた意欲あふれる犬は、何時間も待ったり、飼い主と習慣の上でまったり過ごしたりすることが苦手です。(というよりもモチベーションが下がるのでさせない)
飼い主とだらっと長く過ごすことは、ある意味作業欲(モチベーション)を少し損なうかもしれませんが、さまざまな状況下ですごせるようにすることの方が、重要かもしれません。他人にも優しい、許容範囲の広い欧米の街にいるような家庭犬を育てる上では必要なだといえます。
普通の家庭犬が必要なことは、競技会の種目にはない、さまざまな状況下で落ち着いて待てることに尽きます。犬の意欲はここでは必要ありません。リラックスさせることを重視します。雑踏の中で犬が寝てしまうくらいであればよいといえます。
ここではモチベーションではなく、違う意味での”習慣としてのしつけ”がまた必要なのです。
個人的にはチームテストやBHに関しては、良いテストだと思いますが、Bセクションのボリュームがもっと増えればもっと良いテストになると思います。

 

【噛み癖】放っておくと改善が難しい深刻な問題 噛み癖のない犬にするために!

 

噛む事で自分の嫌なことから逃げられるようなことを習慣がついてくると、飼育することを断念する最悪の状況に陥ります。大きなケガ20針以上縫う、他人を何人もケガをさせた犬もたくさんいます。土佐犬のような大型犬でないと表面には上がりませんが、毎日たくさんの人が犬に噛まれているのは事実です。飼えなくなることのないように、自分の犬の気質を冷静に判断し、対策をしましょう

 

簡単に仕組みを説明します。

 

【要素】

 

気質の問題
→同じ飼い方をしても問題のない犬もたくさん。飼うときに選ぶことが本当は重要

 

気質の特徴
蚊などの虫、風、、音に対して神経質な犬は噛み犬要素あり。

 

パニックを起こしやすい犬は要注意 
噛む経験をしやすい→行動の強化に繋がる

 

遊びの中の噛みとの見分け方
→鼻にしわを寄せる。目つき、緊張感を見抜く

 

拘束することが苦手な犬は要注意
子犬のうちからダッコやブラッシングでうなり、噛み付くそぶりがある犬は要トレーニング

 

【噛み癖が強くなってしまう条件】

 

一般に(威嚇→噛み事故→飼育に恐怖を感じ犬を触れない時が時々ある→噛み事故→犬を全く触れない→犬の飼育放棄、処分)となることが多い

 

自信をつけること
噛む経験、威嚇する経験をして効果があったことを体験してしまうこと その場を立ち去る、行為をやめるだけで、犬は実際噛まなくても行動に自信をつけます。

 

もちろん体罰を加えても犬が噛み、唸っている状態であれば、犬はその行為をしたから飼い主は体罰をやめた”と考えます。体罰は運用が難しいのでこのような犬は、基本的に効果が伴いません。

 

生活環境
放し飼い、見晴らしのよい場所での飼育は犬の警戒心を高めます。番犬度合いが強いことは神経質な犬をさらに警戒心を強くし、時に飼い主ですら飼い犬に管理されるようになります。他の犬や車、人に吠え付いている際にやめさせようとする飼い主をかむような事故も多いです。
継続的な騒音や人の出入り、交通量がない場合、普段は犬を落ち着く場所で生活させます。

 

 

【対策】

 

だっこ、マッサージは徹底的にならせる。
→犬を触ることはもっとも基礎的な信頼関係で犬がキツネやタヌキなどの野生動物でなくペットとして扱えるのは、容易にに触れる動物だからです。触れなくなれば野生動物と同じく、同じ生活環境過ごすことは難しくなります
飼ったその日から。心配なら30分でも1時間でも徹底的にするべきです。リラックスをひきだしましょう。難しいようなら首輪をつけると楽にできます

 

たくさんの経験をさせる。
経験はむずかしいものです。ネガティブな経験をさせるとさらに悪化させることになりますが、日常的なことであっても問題は進んでゆきます。
例えば”今日の足ふきは機嫌が悪いのから噛むけれど、それは仕方がない”といっていれば、犬は”威嚇すればやめてくれる”と考えるだけです。何もしなくても何も怖くないんだと犬に理解させることが重要です。経験の厚さは犬を大らかにします。

 

ドッグランや公園で不特定な犬と触れ合わせて慣らせることは気をつけて行いましょう。
→飼い主の皆様はどんな人でも好きになれますか?
それと同じで愛犬はどんな犬でも遊べるわけではありません。嫌いな犬のタイプもいます。性質が穏やかな犬が相手であれば、慣れるには割りと時間は掛かりませんが、ついエキサイトしてしまうのが犬です。思ってもみず大喧嘩になってしまうこともあります。相手の犬が怖がりであれば、あなたの犬のフレンドリーさがうっとうしく感じるでしょうから相手の攻撃を引き出してしまうことになります。その経験は次に犬と出会うときに”犬は信用できない”という学習を進めます。
喧嘩を放っておくことは、成犬であればどちらが結構な怪我をするまでやらせなければ勝負はつかないでしょうから、ペットとしては現実的ではありません。
犬同士でならせるのは子犬のうちと身内だけにしたほうが無難です。
他の犬の行動を見ながらマナーを守った上ででドッグランなどは利用しましょう。
積極的に他の犬と遊ぶよりも空気のような存在として、犬を気にせず過ごせることが重要です
番犬化させない
先述したとおり番犬をさせると犬の本能を引き出しすぎる傾向があり、攻撃性を引き出します。訓練知識を持たないのなら番犬にせずにみなに可愛がられる犬にするべきです。
ハウスを作り、日常のテリトリーは極力狭くします。その分はオモチャ遊びで補いましょう。

 

噛む要素のある犬は事故が起こらなくても綱渡りのような状況で進みます。もちろん何年もたったころ大きな事故を起こしたり、人間を全く引き寄せないことがあったり、改善できないところまで来てしまうこともあります。何も対策をとらないことが後々問題をこじらせます。

 

 

 

 

 

アジリティの中での犬の心理

 

拒絶
ここで言うのはハンドリングミスの中での拒絶ではなく、上りたくないという拒絶。これは日常生活のなかにある問題と同じ、要するに犬が嫌だから上らない、飛ばないというのはリーダーシップ理論でいえば、やはり犬がしたくないことに飼い主がついてゆけば、危機管理自体を犬が握り、飼い主がそれに従うことが続くことは重大な信頼関係の問題だと思います。(程度問題はあります。今日は仕方ないということもありますが)

 

失敗続きの監督コーチは信頼されないのと同じく、失敗させるハンドラーは犬から見れば不信に満ちます。

 

結論としては失敗させないことに尽きるとは思います。
若干の不安のある障害がある場合、障害の手前から首輪をもち、逃げることなく乗せます。タッチに不安のある場合もタッチ部分まで首輪を持ち自然に止めます。逆上がりができない子供と同じく、補助を入れることで自信をつけさせます。ハードルであれば躊躇なくバーを下げることを選択するべきです。

 

障害に不信感を満ちている場合。ここでは全く障害に触れられない、もしくは激しい拒絶感に満ちている場合。リードを必ず使います。アジリティのタッチ障害は素材が似ているため、どれか一つをうまくやらせることで犬の自信はかなり上がります。Aフレームが高さ調節ができ一番自信を持たせやすいです。もしくは平均台のスロープ部分を使って、その部分を地面に置き、そこを一本橋のように歩きます。それも不可能であれば、横をまたぐだけでもかまいません。
慣れてきたら一本橋を歩いてゆきます。
一本橋が慣れたら小型脚立を足場にして低い平均台をつかいすぐに降りられる程度の高さ出行いましょう。
パニックになったら、一旦動作をとめますが、リードを伸ばしたり、犬について逃げるようなことはしないようにします。収まったら再び前に進みましょう。

 

もう一つ。恐怖心から障害のスピードが逃げるように速くなる犬がいます。特に平均台。こういう犬は落ちたり失敗したときに大きなダメージがあり、拒絶癖がひどくなります。恐怖からはやくなる犬は歩くスピードで時に途中でとまるくらいのつもりで、障害の上部でも落ち着いた行動ができるように努めたほうが後々くるであろうスランプを予防できます。

 

もう一つは失敗させないことと同じく、失敗に負けない犬の精神のトレーニングも必要かもしれません。私は一回、ニ回の恐怖体験が致命的なトラウマになるとは思いません。
図太い少しのことでも動じない飼い主のもとで犬は同じく図太くなります。